ARTと近代建築
私はアート鑑賞も好きだが、同じくらい建築を見るのも好きだ。大学で学ぶような専門の知識や理解などは全くなく、ただなんとなく「これいいな〜」「これが好き」という自分の感覚や直感で楽しんでいる。(アートや芸術に限らず、投資判断や人生選択なんかも、私の人生は大体直感や感覚、野生の勘などの言語化できない部分で選んできていて、そしてうまいことホイホイと成り立っている。)東京にいる事の利点や理由として、数多くのアート展や建築なんかを気軽に楽しむ事ができるという点は私にとってはかなり大きい。美術館という場所も好き。大体は立地がいい場所にあるし、建物自体も鑑賞対象になるような素敵な建物だし、訪れる人達も皆静かでマナーが良い(マナー悪かったらそもそも追い出されるしね。)、「ちゃんとしている」人達ばかりだ。実に清々しく癒される。美術館に通い出す前までは、あんまりちゃんとしていない私が行っても大丈夫だろうか、なんて思っていたが、今では暇さえあれば都内の美術展を検索して足を運んでいる。もちろん深い知識もあまりないので感覚で楽しむのだが、展覧会によってはあまり何も感じられなかったものもあれば(作者さんと私との相性が良くなかったんだろうな。)、一通り展示品を見て美術館を出るときに、何やら心が浄化されたような、清々しく癒された感覚を覚える展覧会もしばしばある。作者の方の情熱や熱量を作品全体から受け、ただ胸がいっぱいになる時もある。「この色彩がこうで…」「これは作者の抽象的な何やらを表していて…」「この装飾との5:3の比率が…」なんて事は一切考えず(知識もないので考えられない)、ただただ「綺麗だな〜」「これ微妙だなー」「これ家に欲しいな〜」なんて目の前の作品を見て感じている。まるで子供のようだと我ながら思う。時間もあっという間に過ぎるから不思議だ。生粋の陰キャの私にとってこれほど心落ち着く場所はない。そしてまんまとグッズを大量に購入して帰るのだ。
先日、東京都庭園美術館の旧朝香宮邸の建物公開に行ってきた。アールデコ様式(これくらいの言葉は知っている笑)の、クラシカルな近代建築がとても雰囲気のいい場所で、敷地内にはレストランもあり緑豊かな自然庭園もあり、大変に癒された1日だった。有名なレトロ建築や近代建築は東京のみならず、弘前や、山形の鶴岡、最近見つけたのだと福島の諸橋近代美術館なんかの地方にもたくさん素晴らしい建築が残されているので、地方一人旅の目的に加える予定だ(あぁ、また行きたい行かねばならない場所が増えていく…。)地方一人旅は、建築も自然も神社仏閣も、そしてその土地ならではのグルメも堪能しなければならず、また休日の2日を利用して回るので割と忙しい。冬になればこれに温泉が加わる。私は死ぬまでに、国内の空港全制覇(全てに降り立ち利用する)、国内の主要な全美術館と温泉と神社仏閣を訪れる事、できれば海外も全ての国と都市、そして空港を1度は訪れてみたいと思っている。海外なんかを含めると、とてもじゃないが人生が足りない。お金も足りない。「47都道府県全てに宿泊旅行」は今年来年あたりで完了しそうだが、旅をすればするほど、実際にそこに訪れその土地に関する知識や経験が増えれば増えるほど、更にやりたい事や体験したい事が増えていくから不思議だ。訪れた場所は「また来たい!」と何故かいつも思ってしまうし、やりたい事は全部やりたい。地球上の美しい景色の全てを見尽くして人生を終えたい。欲望は果てしない。ケチくさい性分なので、「せっかく生まれた人生だから骨の髄まで楽しみつくしてやる」がモットーだ。
私のこんな人生目標や些細な趣味など、興味ない人からしたら「それをして一体何に…?」などと思われるのだろうが、人生はどうせ全てが自己満足の世界なので、私は私らしく、他の人達にとってはしょうもないような事や意味不明な事に情熱を燃やし、今日も日々を楽しく生きていくのである。
東京都庭園美術館の旧朝香宮邸。こういった照明一つ一つもそれぞれ違ったデザインで凝っていてすごく素敵🛋️💛
人物特定ができない写真は載せよう。
お気に入りの香水を流していた(?)噴水との事。「お金持ちってスゲー」という感想しか浮かばなかった笑
細かい装飾も凝ったデザイン。素敵💖
この雰囲気が大好物〜。癒される。。。朝ドラに出てきそうだな。(NHK)
たくさん写真を撮ったけれど、人が写っている写真ばかりで載せられないものばかりなので(写真下手くそ😂)、是非お近くの方は東京都庭園美術館へ✨私が適当に撮った写真の何倍も素敵な空間です。
グッズも可愛かった。。。