気圧と天気と音楽

今日は天気のせいか、体調はあまり「絶好調！！！❤️」ではない。別に具合が悪いとか、どこかが明確に悪いわけではないのだが、「何となく身体がだるい」「あまりやる気がしない」不定愁訴的な日である。こんな「名もなき不調の日」はたまにあるのだが、振り返ると決まって曇りの日や気圧の変化が激しい日が多い。少なくとも太陽燦々の快晴の日晴れの日に「具合が…」なんて事は一度もない。（夏風邪や、二日酔いはまああるけど笑）一方で、雨の日は雨の日で、しとしと降る雨音や雨の匂いに癒されしっとりと穏やかに過ごせるので不思議だ。雨は降らずに太陽もない曇りの日、どっちつかずな気候や気圧や天気が人の体にもどっちつかずの悪影響を与えているように思う。

私はいわゆる「グレーなもの」が嫌いで、白黒はっきりつけたい、物事は全てクリアにスッキリさっぱりさせておきたいタイプだ。しかし大人になって社会に出て働き出してからは、全てが全て、そうするわけにはいかない事も体験し学ぶ。世の中も、人の価値観や社会情勢も、全てが隅々まで白黒ハッキリしているものは少なく、グレーの曖昧な部分が何かしらどこかしら漂う。それは全てにおいてだ。大人になるとは、そんなグレーである事、世の中正義だけでは罷り通らない事を知り受け入れる事なのかもしれない。

話がずれたが、天気や気圧のせいで体調が調子良くない日は、私は大体おとなしく過ごしている。すべき用事を済ませたら、休日であればなるべく家に引きこもり、ゆったりしたlo-fi系音楽や焚き火の音、雨音BGMを聴いている。時にはノリノリの明るい洋楽や、EDMがバチンとその日のモードに合う日もある。聴く音楽によってその日自分が求めているものやその日の体調がわかる。誰か人の声が聞きたい時は発信系YouTube動画を見る事もある。音声なしの純粋なBGMとして音を欲している時は大体自分と自分の内面とじっくり向き合いたい時だ。

向き合ったからといって何かミラクルな事が起こるわけでも、宝くじが当たるわけでも10キロ痩せてナイスバディを手に入れられるわけでもない。投資の成績が爆上がりし爆益になるわけでもない。ただその日の自分を内観し、自分の状態を知る事、知るだけで何となく自分を大切に気遣っているような気になれる。普段はいわゆる「丁寧な暮らし」とは無縁かつ真逆の生活であるが、たまにこうやって自分を内観する日を設けると、そこで思ってもいないようなアイデアやひらめき、思いつきが浮かんだり、突っ走ったまま放置していた事を見つめ直すきっかけになったりもする。そしてお香を焚いてじっくり湯船に浸かり、そのテンションのまま夜は酒を煽る。

私は移動も好きだ。特に飛行機。次点で新幹線。とにかくなるべく速く弾丸で移動したい。その方が思考が整理され新たなアイデアが浮かんだり、とんでもないひらめきが浮かんだりする。余計な物や情報とは半強制的に遮断されている空間なので、普段し損ねているタスク処理にも最適だ。地上で行うより２.５倍効率的に行えると思う。飛行機内でノリノリの音楽を聴けば自分が全知全能の神にでもなったかのようなイケイケモードに入れる。そこでやるべきタスクやバケットリストに入れておいた本を読んだり、手帳を見返しこれまでを振り返ったり、これからの未来の事を考えてみたりする。その時機内の窓から、夕暮れに照らされた富士山でも見えれば最高だ。自分が一角の人物、主人公になれる。例えまだ何も成し遂げてなくても。

反対に私は一ヶ所にじっと留まっている事が本当に苦手だ。大嫌い。耐え難い苦痛を伴う。今の職場はそうなので耐えるしかないのだが、ゆくゆくは将来的には、２拠点ないし３拠点生活を送りたいと考えている。世界を、世界中を飛び回り、常に移動していたい。死ぬまで。止まったら死ぬ。私はマグロだ。

でもまぁ、今は休日に一人旅に出かけ、リフレッシュをして何とか正気を保っているが、この一人旅さえできなくなったら私のメンタルは本気で死ぬと思うから、健康な身体と健全な精神をいつまでもキープしていこうと思う。時々自分を内観し、その時々に必要な栄養を心に与えながら。

いつかの宍戸湖。島根は人も少なく海鮮は美味しく宍戸湖の夕日はとても綺麗で、人は優しく親切で最高だった。道中、このご時世にはビックリする程親切な方との出会いに恵まれた。地方の方はとても心が優しく温かい。山陰は大好きな旅先の一つ。温泉もいいしね。