毛
大手脱毛クリニックが倒産したらしい。契約されていた方、従業員の方は寝耳に水の話だったようで、被害に遭われた方がたくさんおられるそうだ。あの大元の経営者だけ狡賢く逃げられるスキームは、どうにか法で規制して欲しい。脱毛サロンはちょいちょい倒産のニュースを目にするが、あれだけ脱毛サロン、クリニックが乱立すれば、もうとっくに日本中の毛は刈り取っていそうである。脱毛に興味が全くない層は一度も通わないだろうが、少なくとも脱毛をしたい、やってみたいというターゲット層はあらかた通われている/いたのではないだろうか。この先の新規顧客の伸びは微妙な気がする。少子化で新たな顧客となる若い人も減っていくし、「介護脱毛」なんて銘打って中高年にも脱毛をさせようとしていたけれど、年を取ったらそりゃ頭の毛も薄くなるのと同様に、下の毛だって薄くもなるだろう。VIOだけ若い時のままボーボーのはずがない。頭皮は薄く、下の毛は濃く、なんて美容クリニックだけに都合のいい事にはならないのだ。私は脱毛に通った事は一度もない。中学生くらいの頃は流石に体育や水泳の時間の為、カミソリで自己処理をしていたけれど、大人になった今は自己処理すら全くせず、生えるままに自由に生やしている。そりゃあ中高生の頃は身近で同世代の友人と触れ合う機会も多く、プールの授業もあるので気にするのはわかる。大学生もサークルで海やプールなどのキラキラしたイベントがあるので気になるだろう。やがて社会人になれば、特に中年以降は、オバサンの私の腕や脚に毛が生えていようがいまいが、気にする人は誰一人としていない。当の本人の私ですら気にしていない。ふさふさと柔らかい腕毛が、今日も私の腕でのびのびと育っている。今では「腕に毛があると恥ずかしい、みっともない」という価値観自体があまり理解できない(脱毛される方を否定するのでは全くない。あくまで私自身の身体についてだ。)。良いじゃないか毛が生えたって。身体を守るなんらかの目的や意図があって毛だってそこに生えてんだしさ、と思う。しかも聞くと脱毛は一度一通り脱毛し終えても、その後の人生でホルモンバランスの変化などでまた生えてくる事もあるそうだ(個人差あり)。ほらやっぱり身体は毛を必要だと思って一生懸命生やそうとしているのだ。その思いを無碍になんてできない。お金もちょっと勿体無いと思ってしまう。海外では毛に対する価値観も日本とは違うしさ。色々と言い訳をしているが、要は脱毛に通い続けるのが大変面倒臭いのと、綺麗な若い可愛いお姉さん達に私のみっともない身体を晒して施術いただくのが非常に恥ずかしいのである。冬は寒いし。。。(ババアは寒さに弱い😓❄️)
その話から行くと、何故人の頭皮は人間の意思に反して加齢と共に薄くなってしまうのか。加齢とともに毛を生やす細胞が死んでいくかららしい(?)けれど、頭部、特に脳みそこそいつまでも一番守らなければならない大事な中枢じゃないか。何故本来の職務を途中で放棄してしまうのか。若い頃はあんなに元気に頑張ってくれたじゃないか。高齢男性の方で、たまに眉毛が非常に長く、ふさふさの大変立派な眉毛をお持ちの方がおられるが(イメージで言うと仙人のような、、)、あれもどういった理由で身体は眉毛を長く立派に育てているのか、人体は摩訶不思議でわからない事だらけなぁと思う。
元気で健康で生きてたらもうそれでいいよ、人生いつどこでどうなるかなんてわかんないしさ。元気があればなんでもできる!(?)💪